上級ウェブ解析士を取得して【大舘都子】

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こんにちは、ウェブ解析士の大舘都子です。
横浜でウェブ解析士の資格を取り1年経ちました。
資格を取得してからは、仕事で直接的にも、また間接的にも大きな変化がありました。

私が、ウェブに携わったのは、10年以上になりますから、キャリアとしては結構なベテランという事になります。
それまでは、イベントを主とする設計事務所に在籍しており、そこでウェブ(というか社内のLAN構築)を担当する事になったのがウェブに関わるきっかけです。

その後、ウェブ業界に転職してアクセス解析(この当時はウェブ解析ではなく、サーバーのログが主なアクセス解析)を分析する機会にも恵まれ、生ログと言われるサーバーが記録する情報を見たり、またこの情報をとる為のサーバーの設定などに直接関与できたことで、基本的なログの仕組みという事を知る機会になったことはとても大きな財産になりました。

そこでとれるアクセスログが、なんと面白い!というのがはじめてログ解析を見た時の印象です。

その当時の仕事は、そこそこの人数を抱える会社のイントラのリニューアルでしたが、例えば、ニュース系の記事はアップした直後にアクセスが急激に増え3日前後に急速に減っているとか、手続き系のページは滞在時間が長く、閲覧数はさほどないものの一定数のアクセスや決まった時期のアクセスの増加などの傾向は、リニューアルする際のコンテンツの整理やレイアウトを決める際の指標となりましたし、運用の仕組みづくりにも参考にしました。

今となれば、上記のようなことはごく基本的なこととして知られることですが、当時は非常に新鮮にウェブのおもしろさを教えてくれました。

そうして、解析の面白さを体感していたものの、解析だけをメインの業務として行うのではなく、あくまでも制作の補助的なツールとしての利用にとどまっていました。
それでも、昨年資格の取得に踏み切ったのは、解析を自分の強みとして活かしたいと考えたからです。

制作の現場で実際に解析のデータを見て、その内容を根拠にしたくても、
これまではそのデータに説得力が足りずに、制作の方向性の舵を切る決め手に不足していたように思います。

資格を取得することによって、実際に自分のデータの見方や分析も変わったと思いますし、根拠を持てるようになりました。

そして、解析の最も重要な点だと私が思っているのは、データを定点で観察する事。
一時的な上昇や下降のトレンドに左右されない分析は、データを観察し続けることによって、対策をとることができます。
先月との比較でデータが落ち込んでいたとしても、昨年との比較では上昇しているということもずっと続けていればわかる事だからです。

そういったことも資格試験の勉強を機会に、他の人のデータ分析手法や、目の向け方を知ることで、より深い理解を得ることができました。

資格を取得することで、得た結果と知識は重要でしたが、
それ以上に1年経てば古くなるウェブ業界の中で、常に勉強できる場と機会を得た事が何よりも私にとっての収穫でした。
ウェブ解析横浜では月に一度のマンスリーセミナーや、多くの勉強会や交流の場があります。
資格取得後も学ぶことを財産と捉えるならば、大きな財産を得ることが可能だと思います。